薬学部を卒業後、グラクソ・スミスクライン株式会社にMRとして就職。沖縄県に配属中にチームと個人で「優秀課」「Best Performer賞」「欧州研修賞」の3つのAwardを同時に受賞するなど営業として活躍してきた。営業以外の仕事にもチャレンジしたいという思いから、2017年にMBAを修了。在学中にデジタルマーケティングの部署に異動となり、現在は営業とマーケティングのマネージャーを兼任している。2019年には、ビジネスコーチ社認定プロフェッショナルビジネスコーチの資格を取得し、社内外でコーチングスキルを発揮している。コーチングと出会い、自身を知り、その対処法を考える術を学んだことは、安達マネージャーのキャリアにおいて大きな転機となった。
2018年にマネージャーに就任したことをきっかけに、自分自身の立ち振る舞いや相手に与える影響を考えるようになった安達マネージャー。管理職として足りないものを知るために、ビジネスコーチをつけ、多くを学んだという。長いキャリアを歩むうえで、自分を知ることは非常に重要だと気づかされるエピソードだ。
キャリアにおける成功体験は、コーチングとの出会いです。2018年にマネージャーになったのをきっかけに、自分自身の立ち振る舞いやチームメンバーなど周囲に与える影響について考えることが増えました。ちょうど同時期に、英語学習に課題を感じていて英語のコーチに教えてもらっていたんです。コーチがたまたまビジネスコーチの資格を持っていたのをきっかけに、コーチングを受けるようになりました。MBAの学位を取るときに、座学でコーチングに触れたことはありますが、当時はあまり明確なイメージを持てずにいました。
管理職として何が足りないかを知るためにビジネスコーチを受けて、自分自身のことや何を変えるべきかを考える大きなきっかけをいただけました。コーチングにはいろいろなスタイルがありますが、私の場合はビジネスに特化してクライアントがどんな課題を持っているのか、とにかく質問を投げかけていきます。効果的な質問を投げかけることで、クライアントが「自分は何をするべきか」に気づけるという手法です。どのような質問を投げかければ、相手が考えを深め、気づきにつながるのかを考えるのが、この手法の醍醐味だと思います。時にはあえて答えにくい質問をする場合もありますね。
コーチングを学ぶ前は、率先して発言し、模範となる行動をチームに示すというシンプルなリーダー像を思い浮かべていました。ですが、マネージャーやリーダーが、チームのモチベーションを上げたり、自発的な行動を促したりする方法は、それだけではないと気づけたんです。社内でも管理職向けにコーチングの研修はありましたが、コーチングの手法はひとつではありません。外部の方にコーチングをした経験やビジネスコーチ社での学びは、仕事をするうえで大きな強みになっていますね。今後はさらにコーチング力を磨くとともに、社外向けにも使っていきたいと考えています。
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