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挑戦し、成功を積み重ねていくことが、さらなる成功へとつながる
挑戦し、成功を積み重ねていくことが、さらなる成功へとつながる

挑戦し、成功を積み重ねていくことが、さらなる成功へとつながる

医療法人社団めぐみ会 理事長田村 豊

医療法人社団めぐみ会
理事長
田村 豊

京都大学の法学部を卒業後、サラリーマンを経験し順風満帆な生活を蹴って、医学部に入学した田村理事長。サラリーマンから医者にキャリアチェンジするという異色の挑戦に成功したからこそ、若者へのメッセージには計り知れないほどの学びがある。困難に直面しながらも成功体験を積み重ねてきた人生について、田村理事長に伺う。


大企業のサラリーマンから医者へ。大胆なキャリアチェンジに成功した田村理事長。先の見えない人生で、絶対に成功できるなどということはありえない。それでも挑戦し、成功を積み重ねていくことが、さらなる成功へとつながる。

 

私のキャリアを語る上で外せないのは、やはり医者になる前に一度、サラリーマンになったことですね。京都大学の法学部を卒業後、当時の日本石油、現在のJXTGホールディングスに入社し、いきなり本社の法務部に配属されました。新入社員が本社勤務になるというのはめずらしいことでしたし、幹部候補社員として採用したと会社から言われたようなものでした。

どこから見ても順風満帆というところでしたが、私は「このままでいいのか」と迷っていました。サラリーマンとして生きることが自分の本当に生きたい人生なのか、納得できない部分があったのです。

会社の仕事自体はとても順調で、新入社員ながらも社内の法律相談をいろいろと受けること、人の役に立てることがとても嬉しかったですね。それで「こうやって人様の世話を焼く仕事を生業にできないかな」と思うようになりました。医者になりたいという気持ちは高校生の頃から漠然とあったので、「ひょっとしたら、町医者なんかいいかもしれない。会社を辞めて、医学部を受けなおそうか」と考えるようになりました。

半年ほど迷った末に、退職届を書きました。それでもやはり、2週間くらいは背広の内ポケットに入れたまま、ためらっていましたね。今もそうでしょうが、昔は特に「辞めます」と一度言った人間が、「やっぱり辞めません」と言うなんて、絶対に許されませんでしたから。年が明けてやっと決心がついて、部長に辞表を提出し、「医者になりたいので辞めます」と言って、会社を辞めました。

これは私の人生の中でも最大のチャレンジでしたが、その後、1年で岐阜大学の医学部に合格することができました。サラリーマンから医者にキャリアチェンジするという挑戦に成功したのです。

人生には、「十分に勝機あり」と思っていても、首尾よく成功する場合と、いろいろと不運な出来事に見舞われて失敗してしまう場合と、どちらもありますよね。勝算のないチャレンジをしてはいけませんが、成功体験を積み重ねていくと、だんだん大胆になれるようになってきます。「ここまでいろいろと考えた上で勝算があると思うのなら、成功するだろう」という自信が芽生えるようになって、さらなる成功体験を積み重ねていけるようになるのです。

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