MRの働き方の実態を公開!激務でつらい仕事なのは本当?
2022/10/03
2025/01/27
MRは担当する施設によって1日の働き方が異なります。MRになりたいけれど、どんな働き方をするのかわからないという方に向けて、この記事では担当する施設ごとのMRの1日のスケジュールをご紹介します。MRとしてどこで働くかの参考にしてみてはいかがでしょうか。
病院担当MRの1日のスケジュール
まずは、病院を担当するMRの1日のスケジュールをみていきましょう。
・7:45~8:00 出勤
病院を担当するMRは仕事の始業時間より少し早めに出社し、その日のスケジュールや訪問の準備を行います。特に、大学病院など大きな病院で働く医師は、医療に関する学術的な文献、資料などを求める場合が多いので、それらの資料もお渡しできるようにまとめておく必要があるため、早めの出社が必要となります。
・8:00~19:00 訪問
準備が整ったら訪問を行います。訪問先は自家用車でも公共交通機関でも会社で用意されている車があれば、それを使ってもかまいません。訪問先のルートを見てどの移動手段が短時間で、確実に時間通りにつくかを検討して選択する方が多い傾向にあるようです。
また、朝にしか面会ができないという医師もいるので、訪問をスタートするタイミングは人それぞれです。
1日の訪問件数は6~7件程度のことが多いようですが、10件を超えることもあります。
また、医師の都合により予定していたスケジュールよりも早く前の仕事が終わったり、次の訪問先に行くまで時間が空いたりしているという場合には、内勤の仕事を行います。
内勤の仕事は会社に戻って行うこともあれば、喫茶店や公園など外で行っていい場合もありますが、これについては会社の方針にもよるようです。
基本的には、病院側がセキュリティなどの関係上19時を越えての出入りを断られる場合が増えてきているという背景もあり、19時前後に仕事が終わることがほとんどです。
例えば外科の医師を担当していて、医師が手術中などの関係で約束の時間に面会ができないなどイレギュラーな場合には、医師待ちにより20~21時ごろに勤務終了となる場合もあります。
・7:45~8:00 出勤
病院を担当するMRは仕事の始業時間より少し早めに出社し、その日のスケジュールや訪問の準備を行います。特に、大学病院など大きな病院で働く医師は、医療に関する学術的な文献、資料などを求める場合が多いので、それらの資料もお渡しできるようにまとめておく必要があるため、早めの出社が必要となります。
・8:00~19:00 訪問
準備が整ったら訪問を行います。訪問先は自家用車でも公共交通機関でも会社で用意されている車があれば、それを使ってもかまいません。訪問先のルートを見てどの移動手段が短時間で、確実に時間通りにつくかを検討して選択する方が多い傾向にあるようです。
また、朝にしか面会ができないという医師もいるので、訪問をスタートするタイミングは人それぞれです。
1日の訪問件数は6~7件程度のことが多いようですが、10件を超えることもあります。
また、医師の都合により予定していたスケジュールよりも早く前の仕事が終わったり、次の訪問先に行くまで時間が空いたりしているという場合には、内勤の仕事を行います。
内勤の仕事は会社に戻って行うこともあれば、喫茶店や公園など外で行っていい場合もありますが、これについては会社の方針にもよるようです。
基本的には、病院側がセキュリティなどの関係上19時を越えての出入りを断られる場合が増えてきているという背景もあり、19時前後に仕事が終わることがほとんどです。
例えば外科の医師を担当していて、医師が手術中などの関係で約束の時間に面会ができないなどイレギュラーな場合には、医師待ちにより20~21時ごろに勤務終了となる場合もあります。
開業医担当MRの1日のスケジュール
次に開業医を担当するMRの1日のスケジュールを見ていきましょう。
・7:45~8:00 出勤
開業医担当は、他の担当と比較すると朝一から訪問をするということはありません。まずは出勤してスケジュール確認や資料を確認し、内勤の仕事を行うことが多いです。スケジュールの作成や売り上げの確認などを行います。
・9:00~10:00 卸売業者へ訪問
クリニックは医薬品を卸売業者が直接卸に行くことが多いため、業者に医薬品の卸売りの現状を確認します。また、一緒に同行訪問をし連携して営業を進めることもあるようです。
・11:00~15:00訪問
クリニックの昼休みにあたる時間を活用して集中的に訪問をします。この時間に5~6件以上訪問をするということが多いです。
また、昼休みを活用してクリニックで働く医師や看護師へ勉強会を開催するということもあるため、この時間に訪問できる件数が少なくなることもあるようです。
・15~17時 帰社
一旦会社に戻り内勤の仕事を行います。
・18~20時 訪問
クリニックの営業が終了したタイミングで、また訪問を再開します。とはいえ、クリニックによって終業時間が異なるため、タイミングをうまく見計らいながら訪問を行ことが必要となります。
クリニックの場合は病院よりも医師への待ち時間が短いことや卸売業者と連携ができるということもあり、他の医療機関と比べて多くの訪問件数を稼ぐことができるということが特徴です。
○特殊なスケジュール「希少疾病領域」担当MRのスケジュール
上記以外に、希少疾病領域を担当するMRの1日のスケジュールを紹介します。
・7:45~8:00 出勤
希少疾病領域担当のMRは朝会社へ一旦出勤したあと、すぐに担当の医師の下へ出向くことがほとんどです。
・8:00~19:00 訪問
1日3~4件程度の医療機関を回るのですが、その医療機関もさまざまで大学病院や専門病院のこともあれば、クリニックや国が関わる病院を回ることもあります。
スケジュールだけ見ると回る病院が多彩であり、訪問する病院の数も多いと感じるかもしれませんが、これには2つの特徴があります。
1つは、医療機関同士が非常に離れているため移動時間がほとんどで医師との対面時間が少ないということ。希少疾病を扱う医療機関が少なければ少ないほど、希少疾病を近くの病院同士が扱うということはほとんどありません。なので、各都道府県内を1人出回らなければならないということもあり、移動にかなりの時間を取られます。
移動時間が長いので、たくさんの医師と会いたい、もっと長く話をしたいと思っても時間的に難しいということが現状なのです。
訪問数は多く、面談時間は短くということが特徴なのかもしれません。
もう1つは、希少疾病領域は担当の医師が少ないため、話がすぐに終わるということ。希少疾病領域を担当できる医師の数が少ないので、他の場合よりも多くの医師と接見するということがありません。
なので、会うべき医師に会えればその日の仕事は終了となるのです。
そのため、帰宅時間が他の領域と比べて早いということも特徴で、早い場合には17時にあがり、直帰できることもあり、MRの仕事の中でも比較的ライフワークバランスが保てます。
就職後すぐに任せてもらえるポジションではないものの、過去に医療業界で携わってきた領域であれば、自分が担当となれるかもしれません。
・7:45~8:00 出勤
開業医担当は、他の担当と比較すると朝一から訪問をするということはありません。まずは出勤してスケジュール確認や資料を確認し、内勤の仕事を行うことが多いです。スケジュールの作成や売り上げの確認などを行います。
・9:00~10:00 卸売業者へ訪問
クリニックは医薬品を卸売業者が直接卸に行くことが多いため、業者に医薬品の卸売りの現状を確認します。また、一緒に同行訪問をし連携して営業を進めることもあるようです。
・11:00~15:00訪問
クリニックの昼休みにあたる時間を活用して集中的に訪問をします。この時間に5~6件以上訪問をするということが多いです。
また、昼休みを活用してクリニックで働く医師や看護師へ勉強会を開催するということもあるため、この時間に訪問できる件数が少なくなることもあるようです。
・15~17時 帰社
一旦会社に戻り内勤の仕事を行います。
・18~20時 訪問
クリニックの営業が終了したタイミングで、また訪問を再開します。とはいえ、クリニックによって終業時間が異なるため、タイミングをうまく見計らいながら訪問を行ことが必要となります。
クリニックの場合は病院よりも医師への待ち時間が短いことや卸売業者と連携ができるということもあり、他の医療機関と比べて多くの訪問件数を稼ぐことができるということが特徴です。
○特殊なスケジュール「希少疾病領域」担当MRのスケジュール
上記以外に、希少疾病領域を担当するMRの1日のスケジュールを紹介します。
・7:45~8:00 出勤
希少疾病領域担当のMRは朝会社へ一旦出勤したあと、すぐに担当の医師の下へ出向くことがほとんどです。
・8:00~19:00 訪問
1日3~4件程度の医療機関を回るのですが、その医療機関もさまざまで大学病院や専門病院のこともあれば、クリニックや国が関わる病院を回ることもあります。
スケジュールだけ見ると回る病院が多彩であり、訪問する病院の数も多いと感じるかもしれませんが、これには2つの特徴があります。
1つは、医療機関同士が非常に離れているため移動時間がほとんどで医師との対面時間が少ないということ。希少疾病を扱う医療機関が少なければ少ないほど、希少疾病を近くの病院同士が扱うということはほとんどありません。なので、各都道府県内を1人出回らなければならないということもあり、移動にかなりの時間を取られます。
移動時間が長いので、たくさんの医師と会いたい、もっと長く話をしたいと思っても時間的に難しいということが現状なのです。
訪問数は多く、面談時間は短くということが特徴なのかもしれません。
もう1つは、希少疾病領域は担当の医師が少ないため、話がすぐに終わるということ。希少疾病領域を担当できる医師の数が少ないので、他の場合よりも多くの医師と接見するということがありません。
なので、会うべき医師に会えればその日の仕事は終了となるのです。
そのため、帰宅時間が他の領域と比べて早いということも特徴で、早い場合には17時にあがり、直帰できることもあり、MRの仕事の中でも比較的ライフワークバランスが保てます。
就職後すぐに任せてもらえるポジションではないものの、過去に医療業界で携わってきた領域であれば、自分が担当となれるかもしれません。
「MRは激務」その真相を調査しました
ネットで検索をすると、「MR 激務」という言葉が出てくることが多く、MRは激務である職業と思っている方が多いようです。
しかし、上記のスケジュールを見ていただくと、そこまで激務と感じる方は少ないのではないでしょうか。むしろ、医療機関で働いているとMRよりももっと帰宅が遅いという方もいらっしゃるかもしれません。
MRが激務であるといわれる理由として考えられることが2つあります。
1つは、休日出勤0ではないということ。
上記で挙げているのはとある平日の1日のスケジュールですが、休日は全く仕事がなく休みということはありません。
例えば講演会や勉強会が入ることもありますし、大きなホールで数社合同の展示会などを行う場合もあります。取引先が開業医ですと後援会へ同行しなければならないこともあります。
このため、休日であっても仕事をする機会があるので、休日出勤=忙しいという印象を受けるのかもしれません。
とはいえ、医療業界内の他の職種であっても勉強会や講演会など同じような理由で、休日出勤をすることがあるのでこの点については変わらないといえるでしょう。
もう1つはMRの過去の働き方です。
MR業界の15年以上前の働き方を見てみると、夜20時前後まで医療機関にまで留まり、勤務終わりの医師と5分でも会話ができるように粘るのは当たり前、接待として休日にゴルフなどに付き合い、それで休日が終わるということもありました。
しかし、今は過去に行われていた慣習が禁止となったことがあり、休日出勤をすることが少なくなったのです。
まず、医療機関ではセキュリティが厳しくなったため、夜18~19時以降に外部の人が入りにくくなりました。そのため、医師の勤務終わりまで病院で待つということができなくなりました。
次に、接待に関しては外資系を中心に禁止の波が広がり、現在はほぼすべてのMRが医師に接待をすることを禁止としています。
これらの事情から現在は、休日もしっかりととれて、残業も少なく、働きやすい業界に生まれ変わったといえるでしょう。
しかし、上記のスケジュールを見ていただくと、そこまで激務と感じる方は少ないのではないでしょうか。むしろ、医療機関で働いているとMRよりももっと帰宅が遅いという方もいらっしゃるかもしれません。
MRが激務であるといわれる理由として考えられることが2つあります。
1つは、休日出勤0ではないということ。
上記で挙げているのはとある平日の1日のスケジュールですが、休日は全く仕事がなく休みということはありません。
例えば講演会や勉強会が入ることもありますし、大きなホールで数社合同の展示会などを行う場合もあります。取引先が開業医ですと後援会へ同行しなければならないこともあります。
このため、休日であっても仕事をする機会があるので、休日出勤=忙しいという印象を受けるのかもしれません。
とはいえ、医療業界内の他の職種であっても勉強会や講演会など同じような理由で、休日出勤をすることがあるのでこの点については変わらないといえるでしょう。
もう1つはMRの過去の働き方です。
MR業界の15年以上前の働き方を見てみると、夜20時前後まで医療機関にまで留まり、勤務終わりの医師と5分でも会話ができるように粘るのは当たり前、接待として休日にゴルフなどに付き合い、それで休日が終わるということもありました。
しかし、今は過去に行われていた慣習が禁止となったことがあり、休日出勤をすることが少なくなったのです。
まず、医療機関ではセキュリティが厳しくなったため、夜18~19時以降に外部の人が入りにくくなりました。そのため、医師の勤務終わりまで病院で待つということができなくなりました。
次に、接待に関しては外資系を中心に禁止の波が広がり、現在はほぼすべてのMRが医師に接待をすることを禁止としています。
これらの事情から現在は、休日もしっかりととれて、残業も少なく、働きやすい業界に生まれ変わったといえるでしょう。
まとめ
MRと一言でいってもさまざまな働き方があります。それぞれスケジュールは自分で組むことができるので、うまく組むことができれば、ライフワークバランスを維持しながら働き続けることができるかもしれません。
MRへの転職を検討される方はこちらを参考にご自身がどの施設を担当し、どういった働き方をするのかを考えるときに、参考にしてみてはいかがでしょうか。
MRへの転職を検討される方はこちらを参考にご自身がどの施設を担当し、どういった働き方をするのかを考えるときに、参考にしてみてはいかがでしょうか。
![X](https://www.iryo-tenshoku.com/common/images/x_logo.png)
この記事が気に入った場合は
Xへポストをお願いします