未経験でも転職できる!医療機器業界ってどんなところ?
2022/10/03
2025/01/27
医療職で医療の現場以外の分野へ転職を考えた時に真っ先に候補に挙げる人が多いのが医療機器業界といわれています。ですが、業界未経験者は医療機器業界がどんな所かわからず転職を躊躇してしまうのではないでしょうか。
今回は、医療機器業界ってどんなところ?という疑問についてお答えしていきます。転職先の候補に入れられている方はぜひ参考にしてみてください。
今回は、医療機器業界ってどんなところ?という疑問についてお答えしていきます。転職先の候補に入れられている方はぜひ参考にしてみてください。
医療機器業界ってどんなところ?
医療機器業界といわれてイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。医療機器業界と一言でいってもさまざまな分野があります。
医療機器業界がどんな業界であるのかをまずはおさえておきましょう。
■ 医療機器の営業や販売をする企業
医療機器業界とは、医療に関する機器を販売する企業のことを主に指しています。自社の医療機器を医療機関で使ってもらえるように医療機関に赴き、営業を行い、契約に結びつけていくことが仕事の内容です。
自分の営業の仕方によってどのくらいの量をどのくらいの値段で取引するかが決まります。自分の裁量によって医療機関で自社物品を使用してもらえる量も左右され、契約の量などによって給料にも差がでてくるためやりがいを感じる方が多いです。
また、他にも自分の企業で扱う医療機器が正しく使われているかどうか、不備がないかを確認するために治療現場に立ち会うこともあります。手術の物品を扱っている企業においては手術に立ち会うということもあります。
さらに、契約した医療機関で自社の物品が足りなくなってはいないかという在庫管理をして適宜補充をしたり、契約量の増減について適宜アプローチをかけたりと、契約後のフォローアップも大切な仕事となります。
医療機器といってもMRIやCTなど大きい機械から、点滴の輸液ポンプやカテーテル類など小さい機器、消耗品までさまざまなものを扱います。
■ 医療機器業界の動向って?
医療業界は、患者さんがいらっしゃる限り、廃業になることはありません。しかし、医療機器業界は一般企業ですので、廃業もあり得るのではと思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、医療機器業界の動向を見ていきましょう。
平成30年に経済産業省が発表したデータによりますと医療機器業界は、平成16年から増加傾向。2018年には過去最高となっています。
また、国際的に見ても、高齢化の進展や国際社会で医療需要が高まってきたこともあり、市場は拡大傾向です。つまり、医療機器業界は日本国内だけでなくグローバルに働いていける分野であるといえるのです。
ちなみに、医療機器業界の金額ベースで見てみると、治療機器(カテーテル、ペースメーカー等)が58%、診断機器(内視鏡、CT、MRI等)が20%を占めており、業界内では治療機器の売り上げの方が高い傾向にあります。
しかし、治療機器は近年輸入に頼り切っている傾向です。一方で、診断機器は日本国内で賄っているだけでなく、内視鏡においては日系企業が世界シェアの約99%の割合を占めており、国内外で多様な活躍ができるものと推測されています。
さらに、経済産業省は医療機器産業が活性化するように施策を発表しており、今後も高齢化が続くことや、国で事業をプッシュしてくれているという背景から医療機器業界は安定的に伸びていくということが考えられます。
医療機器業界がどんな業界であるのかをまずはおさえておきましょう。
■ 医療機器の営業や販売をする企業
医療機器業界とは、医療に関する機器を販売する企業のことを主に指しています。自社の医療機器を医療機関で使ってもらえるように医療機関に赴き、営業を行い、契約に結びつけていくことが仕事の内容です。
自分の営業の仕方によってどのくらいの量をどのくらいの値段で取引するかが決まります。自分の裁量によって医療機関で自社物品を使用してもらえる量も左右され、契約の量などによって給料にも差がでてくるためやりがいを感じる方が多いです。
また、他にも自分の企業で扱う医療機器が正しく使われているかどうか、不備がないかを確認するために治療現場に立ち会うこともあります。手術の物品を扱っている企業においては手術に立ち会うということもあります。
さらに、契約した医療機関で自社の物品が足りなくなってはいないかという在庫管理をして適宜補充をしたり、契約量の増減について適宜アプローチをかけたりと、契約後のフォローアップも大切な仕事となります。
医療機器といってもMRIやCTなど大きい機械から、点滴の輸液ポンプやカテーテル類など小さい機器、消耗品までさまざまなものを扱います。
■ 医療機器業界の動向って?
医療業界は、患者さんがいらっしゃる限り、廃業になることはありません。しかし、医療機器業界は一般企業ですので、廃業もあり得るのではと思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、医療機器業界の動向を見ていきましょう。
平成30年に経済産業省が発表したデータによりますと医療機器業界は、平成16年から増加傾向。2018年には過去最高となっています。
また、国際的に見ても、高齢化の進展や国際社会で医療需要が高まってきたこともあり、市場は拡大傾向です。つまり、医療機器業界は日本国内だけでなくグローバルに働いていける分野であるといえるのです。
ちなみに、医療機器業界の金額ベースで見てみると、治療機器(カテーテル、ペースメーカー等)が58%、診断機器(内視鏡、CT、MRI等)が20%を占めており、業界内では治療機器の売り上げの方が高い傾向にあります。
しかし、治療機器は近年輸入に頼り切っている傾向です。一方で、診断機器は日本国内で賄っているだけでなく、内視鏡においては日系企業が世界シェアの約99%の割合を占めており、国内外で多様な活躍ができるものと推測されています。
さらに、経済産業省は医療機器産業が活性化するように施策を発表しており、今後も高齢化が続くことや、国で事業をプッシュしてくれているという背景から医療機器業界は安定的に伸びていくということが考えられます。
医療機器業界は未経験でも転職できる?
医療現場で働いた経験はあるけれど医療機器業界は未経験なので転職できるかどうか不安と考える方もいらっしゃるかもしれません。医療機器業界は未経験でも転職可能なのでしょうか。
■ 「営業職」であれば、未経験でも転職可能!
自社の医療機器をさまざまな医療機関に売り込む「営業」というポジションであれば未経験者を多く採用しています。特に医療従事者は医療現場を熟知していること、医師や臨床検査技師などその他の医療従事者と一緒に働いてきているという経験から専門用語や医療現場の事情が理解できており取引相手からの印象が良い傾向にあります。
そのため、あえて医療従事者を雇いたいと考える企業も少なくありません。
営業職として働けるところは医療機器メーカーと商社に分類されます。
医療機器メーカーは自社の商品のみを売り込むのに対して、商社の場合はさまざまなメーカーから製品を仕入れて医療機関に販売します。
医療機器メーカーの場合は自社の商品のみを理解していればいいものの、商社の場合は、さまざまなメーカーの商品の特徴などを理解したうえで、取引先である医療機関にマッチした商品を売り込まなければなりません。
自分がどちらで働く方がマッチしているかをしっかりと検討したうえで転職先を選ぶことで、未経験でも働きやすい職場を選ぶことができるでしょう。
■ CRAとして、医療機器業界の治験に関わる
CRAとは臨床開発モニターといい、治験が滞りなく行われているか、治験のルールを守って使われているのかをチェックしつつ、全体の管理を行う仕事です。本記事では製薬業界のCRAではなく医療機器臨床開発モニター(MD-CRA)についてを指します。
近年、業務委託契約で治験業務をお願いするところも多いのですが、一方で、CRAの採用も非常に活発に行われているため、需要が高い分野であるといえるでしょう。
CRAは医療機関での治験を管理していくため、医療現場を熟知しており、医療従事者とスムーズにやり取りができるように、医療現場で働いた経験がある医療従事者を採用したいと考えるところが多いです。
■ 「営業職」であれば、未経験でも転職可能!
自社の医療機器をさまざまな医療機関に売り込む「営業」というポジションであれば未経験者を多く採用しています。特に医療従事者は医療現場を熟知していること、医師や臨床検査技師などその他の医療従事者と一緒に働いてきているという経験から専門用語や医療現場の事情が理解できており取引相手からの印象が良い傾向にあります。
そのため、あえて医療従事者を雇いたいと考える企業も少なくありません。
営業職として働けるところは医療機器メーカーと商社に分類されます。
医療機器メーカーは自社の商品のみを売り込むのに対して、商社の場合はさまざまなメーカーから製品を仕入れて医療機関に販売します。
医療機器メーカーの場合は自社の商品のみを理解していればいいものの、商社の場合は、さまざまなメーカーの商品の特徴などを理解したうえで、取引先である医療機関にマッチした商品を売り込まなければなりません。
自分がどちらで働く方がマッチしているかをしっかりと検討したうえで転職先を選ぶことで、未経験でも働きやすい職場を選ぶことができるでしょう。
■ CRAとして、医療機器業界の治験に関わる
CRAとは臨床開発モニターといい、治験が滞りなく行われているか、治験のルールを守って使われているのかをチェックしつつ、全体の管理を行う仕事です。本記事では製薬業界のCRAではなく医療機器臨床開発モニター(MD-CRA)についてを指します。
近年、業務委託契約で治験業務をお願いするところも多いのですが、一方で、CRAの採用も非常に活発に行われているため、需要が高い分野であるといえるでしょう。
CRAは医療機関での治験を管理していくため、医療現場を熟知しており、医療従事者とスムーズにやり取りができるように、医療現場で働いた経験がある医療従事者を採用したいと考えるところが多いです。
未経験から医療機器業界へ転職したい方がおさえておきたいポイントとは
未経験で医療機器業界へ転職したい方におさえておいてほしいポイントをご紹介します。
■ 医療業界知識については勉強し続ける必要がある
医療現場で働いていても診療科が細かく分かれているため、精通する分野がある一方で苦手な分野や、携わったことがない分野もあるでしょう。しかし、医療機器業界ではすべての診療科にアプローチをしていくことが必要です。
そのため、今まで培ってきた知識にプラスアルファの知識をつけるため今までと同じくらい、もしくはそれ以上に学ばなければなりません。
現在の知見のみで、医療機器業界で働いていくということは難しいかもしれません。
■ 休日出勤や時間外勤務の可能性が極めて高い
休日は医療機器業界にとって自社の医療機器をアピールするためのPRイベントや学会の学術発表会へ参加するということもあります。ですので、休日出勤が必要となる可能性も極めて高いといえるでしょう。
また、担当する医療機関の医師のスケジュールなどによっては時間外の勤務を余儀なくされる場合も。基本的には平日の勤務時間内での出勤となるのですがイレギュラーな例があるということは心得ておきましょう。
■ 「営業職」を理解する
医療についての詳しい知識はもちろんですが、トーク力や、臨機応変に対応する力も求められます。営業職とはどういった職業なのかも未経験は学びながら仕事をしていくことが重要でしょう。
■ 医療業界知識については勉強し続ける必要がある
医療現場で働いていても診療科が細かく分かれているため、精通する分野がある一方で苦手な分野や、携わったことがない分野もあるでしょう。しかし、医療機器業界ではすべての診療科にアプローチをしていくことが必要です。
そのため、今まで培ってきた知識にプラスアルファの知識をつけるため今までと同じくらい、もしくはそれ以上に学ばなければなりません。
現在の知見のみで、医療機器業界で働いていくということは難しいかもしれません。
■ 休日出勤や時間外勤務の可能性が極めて高い
休日は医療機器業界にとって自社の医療機器をアピールするためのPRイベントや学会の学術発表会へ参加するということもあります。ですので、休日出勤が必要となる可能性も極めて高いといえるでしょう。
また、担当する医療機関の医師のスケジュールなどによっては時間外の勤務を余儀なくされる場合も。基本的には平日の勤務時間内での出勤となるのですがイレギュラーな例があるということは心得ておきましょう。
■ 「営業職」を理解する
医療についての詳しい知識はもちろんですが、トーク力や、臨機応変に対応する力も求められます。営業職とはどういった職業なのかも未経験は学びながら仕事をしていくことが重要でしょう。
まとめ
医療者を求めている企業が多い医療機器業界。そのため、未経験でも採用をしてくれる企業が多いという特徴があります。
医療業界とはいえ、今まで医療現場で得た知識のみでは働き続けることが難しいため継続して学びを深めることは必要です。
しかし、市場が安定していて今後もさらに高まることが予想できること、グローバルに働くことができるため、興味のある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
医療業界とはいえ、今まで医療現場で得た知識のみでは働き続けることが難しいため継続して学びを深めることは必要です。
しかし、市場が安定していて今後もさらに高まることが予想できること、グローバルに働くことができるため、興味のある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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