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医薬品卸のプロMSとは?MRとの違いやメリット・デメリットなどを解説

2022/10/03

2024/07/31

「MS(医薬品卸販売担当者)」は、クリニックなどの医療機関や調剤薬局を訪問する営業職です。
MSと混同されやすい職種として「MR(医薬情報担当者)」があります。単語もよく似ていますし、どちらも医薬品関係の営業職ということで間違われやすいですが、実は仕事内容など明確な違いがあります。

この記事では、MSとはどんな職業なのか・MRとの違い・メリット・デメリット・MSに転職する方法など詳しく解説します。MSに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

MSとはどんな職業?仕事内容や応募資格など詳しく解説

MSとはどんな職業?仕事内容や応募資格など詳しく解説
MSとは「Marketing Specialist(マーケティング スペシャリスト)」の頭文字を取った略称で、日本語では「医薬品卸販売担当者」という意味です。MSは医薬品卸売会社の社員として営業活動をします。

医薬品卸売会社は、製薬会社から仕入れた医薬品を、クリニックなどの医療機関や調剤薬局などに販売しています。MSは、医薬品をはじめとする医療用製品の販売や納品、価格交渉、情報提供、売上金回収などに携わります。

さらに、コスト削減につながる商品選びや開業サポートなど、医療機関や調剤薬局の経営にまで踏み込むコンサルタント的な役割も担う場合や、患者からの問い合わせ対応まで行うケースもあります。

複数の製薬会社の商品を取り扱うため、中立的な立場で情報を提供し、それぞれの医療機関のニーズに適した商品を提案。複数の製品の違いや医療制度、疾病について、理解したうえで仕事をする必要があるので、幅広い知識が求められます。

また、医療機関や調剤薬局との価格交渉にも携わるので、原価や利益率といったお金に関する知識や利益を確保するための戦略も必要となります。

MSには必須の国家資格などはありません。学歴に関しても、大卒に限らず、短大や専門学校卒業以上も対象としている企業も多いです。医療従事者に医薬品を紹介する仕事のため、薬学部出身者はより活躍の場が広がるでしょう。

必須の資格はありませんが、入社後に日本ジェネリック医薬品販社協会が認定する資格『ジェネリック医薬品MS認定資格制度』を取得し、スキルアップを目指すこともできます。この試験は、医薬品の添付文書の理解度やMRと仕事をするうえで必要な知識があるかを確認する内容です。

MRとはどんな職業?仕事内容や応募資格など詳しく解説

MRとはどんな職業?仕事内容や応募資格など詳しく解説
MRとは「Medical Representative(メディカル リプレゼンタティブ)」の頭文字をとった略称で、日本語では「医薬情報担当者」という意味です。製薬会社の営業部門や製薬会社にMRを派遣する会社に勤務して営業活動をします。いわば製薬会社の”顔”ともいえるポジションです。

主な仕事は、クリニックや医療機関を訪問し、医薬用医薬品情報の提供と収集を行い、自社または派遣先の製薬会社の医薬品を広めることです。営業職ではありますが、MRは医薬品を直接医療従事者に販売するわけではありません。あくまでも医薬品情報を医療機関に適切に提供して、医薬品の採択へとつなげることが仕事です。

医薬品の情報提供をする際は、効果効能や相互作用、使用上の注意などが記載された添付文書をもとに、医師などの医療従事者に説明。もし、添付文書が改訂された場合は、すぐに最新情報を伝える義務があります。

さらに、医療機関から医薬品の有効性や副作用などの安全性に関するフィードバックを集めるのも重要な役目です。得られた貴重な臨床データは、自社製品の開発に活用されます。また、副作用など安全性に関する情報を厚生労働省に報告し、医薬品の適正使用に貢献します。

このような仕事内容のため、取り扱う医薬品や疾病の深い専門知識や論文などの最新知識が必要です。

MRになるにあたり、学歴や国家資格のような必須条件はありません。ただし、多くの製薬会社では応募条件を「大卒以上」としています。

さらに、入社後はほとんどの製薬会社でMR認定証の取得を義務づけています。MR認定証は、厚生労働省認可の「公益財団法人MR認定センター」が毎年主催している「MR認定試験」の合格者に付与される証明書です。

MR認定試験では、MRに必要な専門知識が身についているかが問われます。MR認定センターに登録している企業で働くMRのうち98.1%が取得しており、医師の信頼を得るためにも不可欠な試験です。

また、クリニックをはじめとする医療機関を訪問して業務をするため、運転免許証はほぼ必須といえます。

MRとMSは何が違うの?仕事内容など詳しく解説

MRとMSは何が違うの?仕事内容など詳しく解説
MRとMSは仕事内容や求められる知識などの違いがあります。詳しく解説します。

MRとMSの大きな違いは、業務範囲です。MRは自社製品の医薬品情報の提供に特化しています。

それに対しMSは、複数の製薬会社の医薬品や医療に関わる製品を取り扱い、情報提供以外にも、販売や納品、価格交渉、売上金の回収、経営の相談、患者からの問い合わせ対応まで非常に幅広い業務を担当します。MSの方が医療業界以外の一般的な営業職のイメージに近いといえるでしょう。

求められる知識も、MRは自社製品や関連する医療知識について医師と対等に話せるだけの専門性が必要になります。MSの場合は複数社の医薬品を取り扱うため、各社の製品の特徴や違いなどを説明できるよう、幅広い知識が必要になります。また、MSの場合は価格交渉をするため、利益を確保するための手法にも精通していなければいけません。

また、年収についてもMRとMSの間で、ある程度差があります。2023年に大手転職情報サイト『dodo』が発表した職種別の平均年収ランキング※1によると、MRの平均年収は734万円、MSの平均年収は438万円といわれています。

さらに、MRは多くの企業で「大卒以上」を条件としていますが、MSの場合「短大や専門学校卒以上」と学歴の条件がゆるやかである企業も多数あります。

MRやMSを目指す方は、これらの違いをしっかり理解して、より自分に適した方を選ぶのをおすすめします。

※1  doda|平均年収ランキング 

MSとMRは協力し合って仕事をする大切なパートナー

MSとMRは協力し合って仕事をする大切なパートナー
医薬品を取り扱う営業職であるMRとMSは、それぞれの強みを活かして協力し合うパートナーでもあります。

MRは自社製品の特徴など、医療機関や薬局に営業活動をする上で必要な情報をMSへ伝え、営業活動をサポートします。MSは、医療機関への幅広いサポートを通して得た顧客のニーズをMRに伝え、時には医療機関への訪問に同行したり、一緒に医療機関向け勉強会を行ったりします。

MRとMSは、医薬品が適正に使用されるよう、日ごろから情報交換をして支え合っています。MRのなかには、毎日のように何名かのMSと打ち合わせをする人もいるほど、お互いの存在が重要なのです。職業や役割は違えども、営業活動を通して医療業界を支える仲間といえるでしょう。

医療現場に貢献できる!MSとして働く主なメリットを紹介

医療現場に貢献できる!MSとして働く主なメリットを紹介
MSとして働くとどのようなメリットがあるのでしょうか。主なものを5つ紹介します。


(1) 医療現場をサポートできる


MSはMRと連携しながら、クライアントである病院・クリニック・調剤薬局などの医療機関に対し、 情報提供や医薬品の販売をすることで、医薬品の安定供給に貢献する仕事です。

医薬品は、医療現場に欠かせないものです。MSがいなければ、必要な医薬品が不足し、適切な医療を行えない可能性もあります。多くの人の生命や健康を守るやりがいの大きい仕事だといえるでしょう。


(2)地域の医療を支えられる


医薬品の選定・購入は、医療機関のコストを大きく左右します。MSは、最適な薬品の提案やコスト削減のアドバイスを通して医療機関の経営をサポートできます。

単に医薬品を売るだけでなく、経営戦略にまで踏み込んでコンサルティング営業のような仕事の仕方もできる職種です。

MSは地域に根ざして仕事をする機会が多いため、地域の医療を支えているという実感を持って働けます。


(3)幅広い医療知識を身につけられる


MSは、さまざまな製薬会社の医薬品の販売に携わったり、多くの医療機関と商談したりする仕事です。薬剤だけではなく医療機器や医療に使う材料も取り扱うため、最先端の医療情報に触れる機会が多く、常に新しい学びを得られるのが魅力です。

業務を通して得た最新の医療情報を活用することで、クライアントに最適な医薬品を提供できるようになり、市場価値の高い人材へと成長できます。


(4) 営業職としてのスキルを伸ばせる。


MRが医薬品情報の提供に特化しているのに対し、MSは提案・価格交渉・契約・納品・代金請求など、医薬品販売のプロセス全体に携わります。そのため、総合的にスキルを磨けるでしょう。

価格交渉や販売戦略の立案は、営業職にとって重要なスキルです。管理職になるなどMSとしてのステップアップにはもちろん、他の営業職などへのキャリアチェンジにも生かせます。

MSは卸営業なので、自社で扱っている商材は、他社でも扱っています。製品力だけでは、営業を成功させることはできません。営業スキルによって売上に差が出るため、スキルが鍛えられます。


(5)医療業界でのキャリアの足がかりになる


多くの医薬品卸会社は、MS未経験者も積極的に採用しています。医療業界での経験や理系のバックグラウンドがなくても、チャレンジしやすい職種です。

MSは、医療従事者をはじめとする医療機関で働く職員だけではなく、介護施設の職員や製薬会社のMRなど多くの人と関わります。そのため、仕事を通して多くの医療知識を得られ、医療現場への理解を深めることができます。また、幅広い人脈も構築できるでしょう。

MSとして得た知見や人脈は、他の医療業界の職種でも役立ちます。未経験から医療業界でのキャリアの足がかりをつくりたい方に、特におすすめの職種です。

プレッシャーが大きい?MSとして働く主なデメリットを紹介

プレッシャーが大きい?MSとして働く主なデメリットを紹介
医療現場のサポートができるなどメリットの多い仕事であるMSですが、デメリットもあります。


(1)ノルマに対するプレッシャー


他の営業職と同じく、MSは販売目標やノルマが課されます。達成できるまでは、大きなストレスを感じるかもしれません。

担当している商材やエリアなどによっては、新規顧客の開拓が難しい・競合他社との競争が激しいといった理由で大きなプレッシャーとなるでしょう。


(2)業務が多岐にわたる


MSは医薬品の販売だけでなく、見積作成・価格交渉・MRとの打ち合わせ・受発注業務・請求書の作成・配達・返品処理など、多くの業務を担当します。

一つひとつの業務は、ルーティンワークに近く、そこまで難易度が高いものではありません。しかし、業務が幅広く書類処理も多いため、早く正確に処理するのは大変です。


(3)配達業務が大変


MSは、医薬品の配送も担当します。多くの医薬品を配送するため、力仕事が発生します。

土日祝に配送する・急患が発生した場合などに医薬品を届けるといった場面もあり、休みの日でも対応しなければいけません。


(4)勤務スケジュールが不規則になりがち


医療機関の都合に合わせて仕事をするため、勤務スケジュールが不規則になりがちです。主な商談相手である医師の多くは忙しく、診療中・手術中は対応ができないので、待ち時間が発生します。

さらに緊急配送などによる休日出勤やイレギュラー対応が多く発生することによる残業などもあります。ある程度体力がないと、長続きしないかもしれません。

MSになるにはどうすればいいの?転職活動のコツを解説

MSになるにはどうすればいいの?転職活動のコツを解説
MSは未経験で医療系のバックグラウンドがなくても、転職できる職種です。しかし、未経験から採用を勝ち取るのは簡単ではありません。転職活動のコツを紹介します。


(1)キャリアの棚卸しをする


未経験の場合でも、これまでのキャリアで培った経験やスキルが活かせる場合があります。他の営業職の経験はもちろん、マーケティングスキルや顧客との折衝経験などは、採用担当者から高く評価されるでしょう。

キャリアを棚卸しし、自分の強み・弱み・ 仕事に求める条件を整理することで、転職活動の戦略を立てやすくなります。


(2)情報収集をする


未経験からMSに転職する場合、採用側からすると、医療業界や仕事への理解の程度が気になるものです。

そこで医療関連のニュースをチェックして知識を身につけ、応募書類や面接での受け答えに反映しましょう。

求人情報を見て、MSにはどんなスキル・経験が求められているのかを知ることも大切です。


(3)選考対策をする


内定を獲得するには、応募書類の内容や面接でのやりとりを通して、意欲や自分のスキルを転職先でどのように活かせるかをアピールすることが大切です。

キャリアの棚卸しや情報収集で得た内容をもとに、志望動機や自己PRを練りましょう。具体性が高いほど、採用担当者に強くアピールできます。

例えば「〇〇といった営業の工夫をすることで、シェアを10%上げられた」など、具体的な数字と絡めて説明できると好印象です。


(4)医療業界専門の転職エージェントを利用する


キャリアの棚卸し・情報収集・自分に合った求人の選定・選考対策など、転職活動ではやるべきことがたくさんあります。特に現職が忙しい・未経験職種に転職するといった場合は、苦労してしまうかもしれません。

そこでおすすめなのが、転職エージェントの利用です。プロの目線からキャリアプランをアドバイスしてもらえる・スキルと条件にマッチした求人を紹介してもらえる・選考対策をしてもらえるなどメリットが多数あります。応募書類の添削や面接の練習といった選考対策は、自分一人ではなかなかできません。

特に医療業界専門の転職エージェントの場合、MSへの転職に携わった経験が豊富なため、より質の高いサポートが受けられます。

まとめ

まとめ
MSは、医薬品卸売会社に勤務する営業職で、複数の製薬会社の医薬品から最適なものを医療機関などに提案する仕事です。医薬品の販売・価格交渉・納品・代金の回収など幅広い業務を担当します。
MRはMSと同じ医療業界の営業職で名前もよく似ていますが、自社の医薬品に関する情報提供に特化しており、価格交渉などは行いません。

MSとして働く主なメリットは、医療現場をサポートできる・地域の医療を支えられる・幅広い知識を身につけられるなどです。
プレッシャーの大きさや業務が多岐にわたるといったデメリットがありますが、魅力的な仕事だといえるでしょう。

キャリアの棚卸しをする・情報収集をする・選考対策をする・医療業界専門の転職エージェントを利用する4点をおさえれば、未経験からでも転職のチャンスは十分あります。
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  • 前各号の行為を直接又は間接に惹起し又は容易にする行為
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第10条 登録抹消等

  1. 当社は、会員が以下の各号のいずれかに該当し又は該当すると当社が判断した場合は、事前に通知することなく、送信情報の公開停止若しくは削除、本サービスの利用を一時的に停止、又は会員としての登録を抹消して本契約を解除することができます。また、当社は、上記判断に関する理由を開示する義務は負いません。
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    • 第4条第3項各号に該当することが判明した場合
    • 1ヶ月以上本サービスの利用がなく、当社からの問い合わせに対して、1ヶ月以上応答がない場合
    • その他、当社が本サービスの利用を適当でないと判断した場合
  2. 会員は、前項各号のいずれかに該当し、又は、該当すると当社が判断した場合は、当社に対して負っている債務の一切について期限の利益を失い、直ちに当社に対する全ての債務の履行をしなければなりません。
  3. 当社は、本条に基づき当社が行った行為により会員に生じた損害について一切の責任を負いません。

第11条 有効期間

  1. 会員は、当社所定の方法により、いつでも会員登録の抹消を申し出ることができます。
  2. 本契約の有効期間は、本サービスが終了又は会員登録が抹消されるまでとします。
  3. 本契約が終了した場合、当社は、送信情報を返還又は保管等する義務を負わず、会員に何らの通知等することなく、これを削除できるものとします。

第12条 本サービスの変更、中断、終了

当社は、事業上の理由、システムの過負荷・システムの不具合・メンテナンス・法令の制定改廃・天災地変・偶発的事故・停電・通信障害・不正アクセス、その他の事由により、事前の予告なくして、本サービスをいつでも変更、中断、終了することができます。当社は、上記各事由又はこれによる上記本サービスの変更、中断、終了によって会員に生じたいかなる損害についても、一切責任を負いません。

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第14条 秘密保持

会員は、本サービスに関連して当社が会員に対して秘密に扱うことを指定して開示した情報について、当社の事前の書面による承諾がある場合を除き、開示目的以外に利用せず、また、第三者に開示しないものとします。

第15条 個人情報の取扱い

当社は、個人情報を、当社所定の「プライバシーポリシー」に基づき、適切に取り扱うものとします。

第16条 本規約の変更

  1. 当社は、その理由を問わず本規約をいつでも任意に変更することができるものとし、会員はこれに同意します。
  2. 当社が別途定める場合を除き、本規約の変更は、本サイトに掲載する方法によって会員へ通知します。
  3. 本規約の変更は、前項の通知の時点より効力を生じるものとします。
  4. 会員が本規約の変更を同意しない場合、会員の唯一の対処方法は、会員登録を抹消するのみとなります。

第17条 連絡

  1. 当社から会員への連絡は、書面の送付、電子メールの送信、または本サービス若しくは本サイトへの掲載等、当社が適当と判断する手段によって行います。当該連絡が、電子メールの送信又は本サービス若しくは本サイトへの掲載によって行われる場合は、インターネット上に配信された時点で会員に到達したものとします。
  2. 会員から当社への連絡は、当社所定の問合せフォームから、又は問合せ用メールアドレス宛に行うものとします。当社は、問合せフォーム又は問合せ用メールアドレス以外からの問い合わせについては、対応できません。

第18条 権利義務の譲渡

  1. 当社は、会員に対する債権を第三者に譲渡できるものとし、会員は、そのために会員の個人情報等が当該第三者に提供されることを承諾するものとします。
  2. 会員は、当社の事前の書面による承諾なく、本契約上の地位又は本サービスに基づく権利義務につき、第三者に対し、譲渡、移転、担保設定、その他の処分をすることはできないこととします。

第19条 完全合意

本規約は、本契約に係る当事者間の完全な合意を構成し、口頭又は書面を問わず、本契約に係る当事者間の事前の合意、表明及び了解に優先します。

第20条 分離可能性

本規約の規定の一部が法令又は裁判所により違法、無効又は不能であるとされた場合においても、当該規定のその他の部分及び本規約のその他の規定は有効に存続します。

第21条 準拠法

本契約の準拠法は、日本法とします。

第22条 管轄

本契約に関連して当社と会員との間で紛争が生じた場合、訴額に応じて東京地方裁判所又は東京簡易裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

以上

2013年10月16日 制定

必須

個人情報保護方針

株式会社エリメントHRC(以下「当社」といいます。)は、当社が提供する各種サービス(以下、「本サービス」といいます。)における、お客様の大切な個人情報の取扱いについて、以下のとおりプライバシーポリシーを定め、その保護に万全を尽くします。

第1条 個人情報の定義

個人情報とは、個人に関する情報のうち、氏名、生年月日、電話番号、住所、電子メールアドレスなど、特定の個人を識別することができる情報(当該情報だけでは特定の個人を識別できなくても、ほかの情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別できるものを含みます。)をいいます。

第2条 クッキー・IPアドレス情報・端末識別番号等

  1. クッキー・IPアドレス情報・端末識別番号等については、当該情報単独で特定の個人を識別することができないため、当社では、個人情報とは認識していません。ただし、当該情報が個人情報と一体となって使用される場合には、当該情報も特定の個人を識別できるため個人情報とみなします。
  2. 本サービスでは、広告配信事業者が提供するプログラムを利用し、特定のウェブサイトにおいて行動ターゲティング広告(ウェブサイト閲覧情報などを元に、お客様の興味・関心にあわせて広告を配信する広告手法)を行っております。 その際、お客様のウェブサイト訪問履歴情報を採取するため、クッキーを使用しています(ただし、個人を特定・識別できるような情報は、一切含まれておりません。)。広告配信事業者は 当該クッキーを使用して、ウェブサイトへの過去のアクセス情報に基づいて広告を配信します。この広告の無効化を希望されるお客様は 広告配信事業者のオプトアウトページにアクセスして、クッキーの使用を無効にしてください。ただし、その場合、本サービスの一部の機能を利用できなくなる可能性があります。

第3条 個人情報の取得

当社は、当社が本サービスを提供するために必要な範囲で、お客様から提供して頂く方法又はお客様が本サービスを利用するにあたって当社が収集する方法によって、お客様の個人情報を取得します。当社は、適正に個人情報を取得し、偽り及びその他不正な手段等により個人情報を取得することはありません。

第4条 個人情報の利用目的

当社は、取得したお客様の個人情報を、当社と人材紹介契約を交わしている求人企業に応募するため、以下の利用目的で、又は当該利用目的の達成に必要な範囲で、利用をします。万一、利用目的の変更が必要となった場合には、その旨をお客様に通知又は公表します。

  1. 本サービスに関する登録の受付、本人確認等、本サービスの提供、維持、保護及び改善のため
  2. 本サービスの内容に関する情報、アップデート情報、イベント・キャンペーン情報、規約等の変更情報等の告知のため
  3. 本サービスに関するご案内、お問い合せ等への対応のため
  4. 本サービスに関する当社の規約、その他諸規程に違反する行為への対応のため
  5. 本サービスの利用に関する統計データを作成するため
  6. 今後の本サービスに関する企画、立案又は実施のため
  7. 当社又は第三者の広告の配信又は表示のため
  8. キャンペーン等に当選されたお客様に賞品等を発送するため
  9. その他マーケティングに利用するため

第5条 取得した個人情報の第三者提供、預託及び共同利用

今後、お客様に本サービスを提供するにあたり、当社と共同して業務を行うビジネスパートナーが必要な場合には、お客様の個人情報をそのビジネスパートナーと共同利用することがあります。この場合に当社は、利用目的、ビジネスパートナーの名称、情報の種類、管理者の名称について、お客様に公表した上で共同利用することとします。

【共同利用について】
利用目的   会員への求人提案の充実
名称     株式会社KaUPメディカルコンサルティング
       株式会社メディカル東友
情報の種類  会員情報

第6条 個人情報の開示、訂正及び利用停止等

  1. 当社は、お客様から、個人情報保護法の定めに基づき個人情報の開示を求められた場合には、個人情報保護法により当社が開示の義務がある場合に限り、お客さまご本人からの請求であることを確認の上で、遅滞なく個人情報の開示を行います。なお、個人情報の開示にあたっては、当社が別途定める手続きに従って開示手数料をお支払い頂く場合があります。
  2. 当社は、お客様から、(1)個人情報が真実でないという理由によって個人情報保護法の定めに基づきその内容の訂正を求められた場合、及び(2)予め公表された利用目的の範囲を超えて取り扱われているという理由又は偽りその他不正の手段により収集されたものであるという理由によって個人情報保護法の定めに基づきその利用の停止を求められた場合には、お客さまご本人からの請求であることを確認の上で、遅滞なく必要な調査を行い、その結果に基づき、個人情報の内容の訂正又は利用停止を行い、お客様に対してその旨を通知します。
  3. 当社は、お客様から、お客様の個人情報について消去を求められた場合には、当社が当該請求に応じる必要があると判断した場合に限り、お客さまご本人からの請求であることを確認の上で、遅滞なく個人情報の消去を行い、お客様に対してその旨を通知します。
  4. 前各項の請求に際しては、以下の内容その他当社所定の情報・資料を送付してください。
    • 氏名・住所・電話番号・メールアドレス
    • 請求内容・経緯・根拠資料
    • 本人確認資料
  5. 以下の各号のいずれかに該当する場合は、第1項及び第2項の請求に応じることができない場合があります。その際は、お客様に対してその旨を通知すると共に、理由を説明します。
    • お客様又は第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害するおそれがある場合
    • 当社の業務の適正な実施に著しい支障を及ぼすおそれがある場合
    • 法令に違反することとなる場合
    • お客さまご本人からの請求であることが確認できない場合

第7条 リンク

当社のウェブサイトからリンクされている当社以外の事業者が、そのウェブサイト上で個人情報の取得を行う場合がありますが、その際には本プライバシーポリシーは適用されることはなく、当社は当社以外の事業者が個人情報を取り扱うことに関し、なんら義務や責任を負いません。

第8条 問い合わせ窓口

本プライバシーポリシーに対するご意見、ご質問、その他個人情報の取り扱いに関するお問い合わせ及び第6条に基づくご請求は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

第9条 改訂

本プライバシーポリシーを改訂する場合は、改訂日及び改訂内容を速やかに当社のウェブサイト上で告知します。

以上

2013年10月16日 制定

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